高校生がやるべきバッティング練習はコレだ!右へ左へ鋭い打球を打てるようにする~22の科学的練習ドリル~
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あなたは、この事実をご存じでしたか?
それは、「高校生の身体的特徴」の話です。
あなたもよくご存じのとおり、高校生の時代というのは、精神的にも、肉体的
にも一番成長する時期です。
高校生になって、140キロ台の速いボールを投げたり、100m以上の打球を飛ばせ
るようになる選手も珍しくありません。
高校生の時期に見られる身体的特徴とは、「身長の伸びが止まり、体が横に大き
くなるということ」。
中学生の時期は、身長が伸びやすく縦に成長するのですが、高校生になると、筋
力が発達し、大人とほぼ同じ体つきになるのです。
「そんなこと、当たり前じゃないか。」
と思うかもしれませんが、指導者にとって大切なのは、この身体的特徴を知った上
で、適切な練習をさせること。
たとえば、高校生になると、ある程度の筋力が自然に付くため、体を正しく使おう
としなくても、それなりにバットを振れるようになるのです。
そのため、正しい動きで全身を連動させたスイングではなく、「力に頼ったスイング
」になりやすくなります。
力に頼ったスイングは、「手打ち」の原因になるだけでなく、体の開きが早くなるな
ど、打撃の悪いクセを染みこませる原因にもなります。
では、具体的にどんな練習をさせればいいのか?
大切なことは、筋力だけに頼ったスイングにならないよう、全身を連動させてミート
する「正しい体の使い方」を覚え込ませること。
つまり、発達した筋力を正しいスイングでコントロールできるよう教えることが、高
校野球時代に大きく打撃力を伸ばす大事なポイントになるのです。
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